お菓子なカップルバカップル!
カウンター越しにおばちゃんを見つめると困った様に眉尻を下げる
「うーん、パフェ残り一個しか無いんだよねぇ」
「えぇ…」
隣からは溜息が聞こえる
うぅ…どうしよう
「取り敢えずひとつは準備できるからあとは二人でどうするのか決めてくれる?」
「え?」
二人で決めて、なんて言われても殆ど初対面のようなものだし…
「えっと…」
隣のリューサンを見上げると目を細めて私を見ていた
あ、もしかして怒ってる…?
「えと、その、良ければ、ですけど…」
緊張からか思うように声が出てくれない
あれ、なんで緊張しているんだろう?
…リューサンが怒っているから、かな?
「えと、良ければ、半分ことか、しませんか…?」