◆あなたに一粒チョコレート◆
私は思わずスマホをタップしてほくそえんだ。
「どうだった?!」
「オッケイ、だって!多分今から部活だよ」
「くふふふっ」
駅前のドーナツ店で菜穂と悪い笑みを交わしながら、私はスマホを店のテーブルに置いた。
「特定の彼女がいたら、大勢の女子が泣くなぁー」
「瑛太が内緒にしてるなら、内緒にしとかないと。で、口止め料として学食のアイスおごってもらお」
私がニヤつきながらこう言うと、菜穂が呆れたように眉を寄せた。
「安っ!」
「いーのいーの!瑛太が誰と付き合おうが、私には関係ないもーん。まあ、今カノと喧嘩とかしたら相談に乗ってやってもいーけどさ」
「そんなもんなの、幼馴染みって」
「そ」
興味は凄くある。
瑛太が選ぶ女の子がどんな感じなのか知りたい。
こんな事を考えている私にまるで気付いてない瑛太の顔を想像しながら、私は再びニヤニヤと笑った。
「どうだった?!」
「オッケイ、だって!多分今から部活だよ」
「くふふふっ」
駅前のドーナツ店で菜穂と悪い笑みを交わしながら、私はスマホを店のテーブルに置いた。
「特定の彼女がいたら、大勢の女子が泣くなぁー」
「瑛太が内緒にしてるなら、内緒にしとかないと。で、口止め料として学食のアイスおごってもらお」
私がニヤつきながらこう言うと、菜穂が呆れたように眉を寄せた。
「安っ!」
「いーのいーの!瑛太が誰と付き合おうが、私には関係ないもーん。まあ、今カノと喧嘩とかしたら相談に乗ってやってもいーけどさ」
「そんなもんなの、幼馴染みって」
「そ」
興味は凄くある。
瑛太が選ぶ女の子がどんな感じなのか知りたい。
こんな事を考えている私にまるで気付いてない瑛太の顔を想像しながら、私は再びニヤニヤと笑った。