◆あなたに一粒チョコレート◆
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「うはははは!最高!あのエースで四番のイケメンもごくごく普通の男の子だったわけだ」
「一瞬だけだったけどさ、なんかもう、すっごいエロかった!信じられないよ!瑛太のクセに!」
昼休み、中庭のベンチでお弁当を広げながら、私は人気の無いのをいいことに毒ついた。
「別にいーじゃん!もう高校生だよ?当たり前の反応でしょうが。私の今カレなんて、堂々とDVDを」
「分かってるよ、頭では!この間だってクラスの男子が回し読みしてた漫画雑誌にそーゆー系が載ってたの見えたし」
「じゃあ、別に浅田が見てもよくない?」
「……」
それは……嫌。
なんか分かんないけど。
他の男子なら平気でも、瑛太だと……なんか変な感じで。
「じゃあさ、浅田にバニラの匂いの彼女がいたら?それはいいわけ?!」
菜穂の言葉に身体がビクッとした。
「それは……瑛太はモテるし、彼女が出来てもおかしくないし」
「じゃあ、彼女と抱き合ったりキスしたりは?」
「うはははは!最高!あのエースで四番のイケメンもごくごく普通の男の子だったわけだ」
「一瞬だけだったけどさ、なんかもう、すっごいエロかった!信じられないよ!瑛太のクセに!」
昼休み、中庭のベンチでお弁当を広げながら、私は人気の無いのをいいことに毒ついた。
「別にいーじゃん!もう高校生だよ?当たり前の反応でしょうが。私の今カレなんて、堂々とDVDを」
「分かってるよ、頭では!この間だってクラスの男子が回し読みしてた漫画雑誌にそーゆー系が載ってたの見えたし」
「じゃあ、別に浅田が見てもよくない?」
「……」
それは……嫌。
なんか分かんないけど。
他の男子なら平気でも、瑛太だと……なんか変な感じで。
「じゃあさ、浅田にバニラの匂いの彼女がいたら?それはいいわけ?!」
菜穂の言葉に身体がビクッとした。
「それは……瑛太はモテるし、彼女が出来てもおかしくないし」
「じゃあ、彼女と抱き合ったりキスしたりは?」