◆あなたに一粒チョコレート◆
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翌日、土曜日。
菜穂は今日、午前中にママが退院するらしく、練習試合は見に来れないらしい。
私は昨日の衝撃で激しい寝不足だけど、仕方なく朝早くに学校へと向かった。
家庭科室を借りてスポーツ飲料を作り、お茶とおしぼりを用意するとグラウンドに運ぶ。
三度に分けて運んでいる間に到着した三木さんが、私の姿を見て駆け寄ってきた。
「川瀬さん、ごめんね!ありがとう。やってもらったお礼に、試合のスコアは私がつけるからね!サッカー部見に行ってきていいよ」
「え、なんでそれを……」
三木さんがニコニコと笑った。
「食堂で話してたの聞こえてたから」
「そ、そうなんだ。じゃあちょっとだけ抜けさせてもらうね。すぐ帰ってくるから」
「分かった」
翌日、土曜日。
菜穂は今日、午前中にママが退院するらしく、練習試合は見に来れないらしい。
私は昨日の衝撃で激しい寝不足だけど、仕方なく朝早くに学校へと向かった。
家庭科室を借りてスポーツ飲料を作り、お茶とおしぼりを用意するとグラウンドに運ぶ。
三度に分けて運んでいる間に到着した三木さんが、私の姿を見て駆け寄ってきた。
「川瀬さん、ごめんね!ありがとう。やってもらったお礼に、試合のスコアは私がつけるからね!サッカー部見に行ってきていいよ」
「え、なんでそれを……」
三木さんがニコニコと笑った。
「食堂で話してたの聞こえてたから」
「そ、そうなんだ。じゃあちょっとだけ抜けさせてもらうね。すぐ帰ってくるから」
「分かった」