【短】キスだけじゃ足りない。
「な、泣くな!どうした?どこか痛いのか?」
と、慌てて聞く斎が凄く愛しかった。
「だって嬉しくて…」
どうしようもないくらい、嬉しいよ。
「だってそれって、私のこと好きだからでしょ…?挨拶化は…嫌だけど、やっぱりちゃんと言ってほしい…」
そう言うと、私をギュッと抱きしめ、
「愛してるよ…」
さっきより赤くなった夕日に照らされ、トロケルくらい甘いキスをした。
―キスだけじゃ足りない―
(一番大切で必要なのはお互いの気持ちだもんね!)
End.