[完]愛を君と
なんとか書類を書き終わって、待合所に戻った時……
「……蒼生?」
息を切らした蒼生がそこに居た
「み、な…」
「何で……」
びっくりした余り、入院手続きの書類を床に落としてしまった
「これ落とし……え……?」
蒼生が目を見開いて私を見る
「あ、ありがと…「入院って?」
「蒼生」
「美愛?」
「蒼生、帰りたいの。ね、蒼生も学校戻らないと、ね?」
そう言って蒼生の横を過ぎて外へ出る
けど、出た瞬間蒼生に止められた