[完]愛を君と
夏も本番
日差しが厳しい中でも、蒼生は来てくれていた。
しかも、今日は鈴音も一緒!!
「鈴音……ごめ、ちょっと起きるの手伝って……」
「おお!はいはい!よいしょっ……と!」
「ごめんね、ありがとう」
「いーえーん」
私は1人じゃあ起きることも出来なくなってた
この間の検査で予想以上に進行が早いと言われた…
先生に言われた…やっぱり、抗がん剤治療をしよう!って
あんなになってるの見たことないからビックリした
けど、私はしないって決めたから……
けど、身体がかなりしんどくなってきてるのは確か。
あと……3ヶ月だって……
あのままなら、前に言った通り、一年は生きられるはずだった
けど、3ヶ月になってしまうくらい、私はガンに侵されていた。