[完]愛を君と
女の人といた。多分先輩かな
当たり前だけど、委員会ではあの可愛い女の子と、委員長、副委員長やるって。
「……こんなに好きなのに…気づけよ……ばか。」
どのくらいぼーっとしてたかな
部活をしてる生徒の声も聞こえなくて、やばいと思って廊下に出た。
「美愛…」
「……なんで、何でここにいるの?」
トイレから出た先には、蒼生が立ってた。
「鞄、置いてあるし、委員会終わってからトイレから出てこないからさ。まさかも思ったら、いた。」
「帰っててよかったのに……バカだね」
「バカはどっちだよ」
蒼生を見ようとしたのとほぼ同時だった
気づけば蒼生の腕の中で、
「あお…い……?」
力強い腕に少しだけドキッとしたけど、それは奏空じゃない。
それが現実だった
すると突然、私を離して、「さ、帰ろっか」
何て言うから、余計わけわかめ!
あ、古い?ふふふ、許してー
奏空…_______________