[完]愛を君と
「はあっ、はあっ、す!すみませっ……!」
全速力で走ったから完全に息が上がってる
「大丈夫なのに…ははっ!一体どこから何してそんなになるんだよー!」
「え、はっ……な、何ってー……」
先生にそう言われてさっきのことを思い出す。
ボッ!
「え!なになに?告白とか?!」
「なっ!何言ってるんですか!そんな訳ないですよー」
明らかに動揺してるし、絶対顔真っ赤だよ〜
「美愛…」
「ん、蒼生?なに?」
蒼生が私を見つめる目が切ない事に、自分のことで精一杯過ぎて気が付かなかったんだ_______________