[完]愛を君と
その時奏空と目が合った
「え…?」
奏空は口パクで私に何か言ってる
聞こえないよ…
首を傾げると奏空は意地悪そうに笑って、前を向いた
奏空はアンカー
「それでは!只今よりクラス対抗リレー始めます!第一滑走者準備はいいですか?……はい!位置についてー…よーい……」
パアアン!!!
ピストルの音で始まったリレー
「3組さん速いです!追い上げてます!おお!もう二人目に行きました!」
アナウンスの実況(?)を小耳に挟みながら私が見つめるのは奏空…
次だ……
3組は今のところ3位で、やっぱり陸上部がいる所は速かった。