[完]愛を君と
意地張ってるから最終手段。
「きゃっ…ちょ!蒼生!降ろしてって!ねぇ!」
無理やりおんぶして連れて行くしかない
「美愛の言うことなんて聞かない。」
「バカバカ!蒼生のばーか!」
「はははっ!美愛にだけは言われたくないなぁ」
まあ、結局そのまま校門まで歩いた……その時だった。
「美愛!っ、はあ、はっ、待てって蒼生!」
後ろから奏空が走ってきた。
「何だよ奏空」
「どこ行くんだよっ…」
「どこって、帰んの。で、美愛を病院に連れてく」