[完]愛を君と
「……奏空ほっぺ赤くなってる……?」
隣を歩く奏空の横顔を見ると、ちょっと赤くなってた。
「クッソいてぇーヒリヒリするもん」
「ごめん……ほんとにごめん奏空。痛いの痛いの飛んでけー!」
「バカか。そんなに痛くねぇよ、、男を舐めんなよ?」
ちょっと見下すように、小さい私を意地悪に見下ろす目がとてもカッコよくて、
心臓がうるさい。。
「奏空のばあーか!アホバカクルクルパーー!」
「はあ?だーれがクルクルパーだっ!」
そう言って私の手を掴んで走る奏空……
人の気持ちも知らないで……