[完]愛を君と
私の脚は治らないから、家以外では車椅子。
もちろん学校でも。
「み〜なっ」
「鈴音……」
屋上までは行けないから、同じ階にある図書室で空を眺めていた
「大丈夫……じゃないよね…」
「ごめんね、鈴音。心配かけてさ。」
「ぜーんぜん?迷惑なんて思ったこと一度ーもないよ!」
「ありがとう」
鈴音は私をどうにか元気づけようと、いつもは少しクールなのに、前の私みたいにテンション高くして話してくれてた。