[完]愛を君と
どんな感覚なんだろう……なんて思いもしなかった
幼なじみが変わっていく姿
好きな人が変わっていくのを見るのが……こんなに辛いなんて
______しばらく泣き続けた。鈴音はずっと背中をさすり続けてくれた。
授業終わりのチャイムが鳴る頃、落ち着いてきていた。
「美愛落ち着いた?」
「ん、」
「ふふっ、目が真っ赤にパンパン!」
多分ね、鈴音は少しでも辛くないようにって笑ってくれたんだと思う。