[完]愛を君と


怖かったと思う。



まだ5歳だぞ?



小さい女の子が目を覚ましたら、一人ぼっち。


怖い以外のなんでもないはずだったのに…


美愛は、寂しいとか一切言わずに、頑張ってきた……




そんなことを思い出して、リビングに入る。




「おい、よくも叩いてくれたなぁー。」



そんなこんな、言い合いをしてたら母さん


「はいはい、2人とも入学早々遅刻するよ?!」



そしたら美愛が俺の手を掴んでくるから死ぬかと思ったよな……


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