イジワル上司に甘く捕獲されました
その優しすぎる仕草に。
自分が泣いていたことに気付いて。
改めて瀬尾さんを見上げると、とても近くにある温かい瞳にぶつかった。
「……私だけだと思ってた……」
それしか言えない私の唇に。
瀬尾さんがフッと微笑んで。
瀬尾さんの唇がゆっくりと重なって。
私がきちんと話せるように。
私を宥めるように。
ゆっくりと何度も角度を変えて。
瀬尾さんは私に唇を重ねる。
近付く伏せられた長い睫毛も。
スッと通った鼻筋も。
信じられないくらいに綺麗な顔立ちの瀬尾さんが私に近付いては離れて。
だけど両腕はしっかりと私を抱きしめたまま離さない。
私の瞼や額、鼻、頬にもたくさんのキスを降らせて。
「……みう」
とても優しい声で私の名前を呼んだ。
「……!」
その声に私の気持ちは溢れて。
涙と一緒に溢れ出す。
「せ……おさん……。
私、私、瀬尾さんがすき……」
胸が痛くて、いっぱいで。
気付いて、伝えることができた言葉。
「……知ってる」
フッと口角をあげて、さっきまでとは違う妖しい微笑みの瀬尾さん。
瞳もハッとするくらい色っぽくて。
涙目のままで見上げると。
クイっと顎に瀬尾さんの長い指がかかって。
クラクラするようなキスをされた。
自分が泣いていたことに気付いて。
改めて瀬尾さんを見上げると、とても近くにある温かい瞳にぶつかった。
「……私だけだと思ってた……」
それしか言えない私の唇に。
瀬尾さんがフッと微笑んで。
瀬尾さんの唇がゆっくりと重なって。
私がきちんと話せるように。
私を宥めるように。
ゆっくりと何度も角度を変えて。
瀬尾さんは私に唇を重ねる。
近付く伏せられた長い睫毛も。
スッと通った鼻筋も。
信じられないくらいに綺麗な顔立ちの瀬尾さんが私に近付いては離れて。
だけど両腕はしっかりと私を抱きしめたまま離さない。
私の瞼や額、鼻、頬にもたくさんのキスを降らせて。
「……みう」
とても優しい声で私の名前を呼んだ。
「……!」
その声に私の気持ちは溢れて。
涙と一緒に溢れ出す。
「せ……おさん……。
私、私、瀬尾さんがすき……」
胸が痛くて、いっぱいで。
気付いて、伝えることができた言葉。
「……知ってる」
フッと口角をあげて、さっきまでとは違う妖しい微笑みの瀬尾さん。
瞳もハッとするくらい色っぽくて。
涙目のままで見上げると。
クイっと顎に瀬尾さんの長い指がかかって。
クラクラするようなキスをされた。