イジワル上司に甘く捕獲されました
付き合い始めて知ったことは。
瀬尾さんは私にとても誠実であること。
どんなに疲れていても話を聞いてくれること。
トマトが苦手なこと。
甘えん坊なこと。
そして。
包み込むように抱きしめてくれる腕の温かさ。
キスが上手なこと。
今も。
「……っ」
「ただいま、美羽」
最後に優しく私の下唇を噛んで瀬尾さんは私の唇を解放した。
既に私は瀬尾さんの腕のなかで真っ赤になっている。
「……お、おかえりなさい」
ニコッと瀬尾さんはとても魅力的な笑みを浮かべる。
瀬尾さんと付き合い始めて一ヶ月が経った。
瀬尾さんがこんなに愛情表現が豊かな人だとは思わず、私は戸惑っていた。
支店では良き上司で。
時には厳しく指導されたり怒られたりするけれど。
仕事の指示は的確だし、悩んでいたらきちんと話を聞いてくれる。
だけど。
仕事から一歩でも離れると。
甘く優しい瞳を私に向けてくれる。
私は彼のそのギャップにいつもドキドキしっぱなしだ。
基本的に仕事量が全く違うため、瀬尾さんの帰宅時間は私より遅い。
その為、私は自宅で瀬尾さんの帰りを待っている。
瀬尾さんは帰宅して、着替えてから私の部屋にやって来て一緒に夕飯を食べる。
それが私達の日常になりつつあって。
勿論、外食をしたり、他に約束がある日はそうではないけれど。
職場でも自宅でも一緒に過ごして。
毎日、結婚しているわけでもないのに、彼氏とこんなに長い時間を共に過ごす付き合い方はしたことがない。
だけど。
不思議なことに。
それが全く不快ではなくて。
居てくれていることが嬉しくて。
逢えることに安心する。
まだ一ヶ月だからかな、とか考えたりもするけれど。
明らかに今まで付き合ってきた人とは私の好きの重さが違うなと自分で感じる。
瀬尾さんは私にとても誠実であること。
どんなに疲れていても話を聞いてくれること。
トマトが苦手なこと。
甘えん坊なこと。
そして。
包み込むように抱きしめてくれる腕の温かさ。
キスが上手なこと。
今も。
「……っ」
「ただいま、美羽」
最後に優しく私の下唇を噛んで瀬尾さんは私の唇を解放した。
既に私は瀬尾さんの腕のなかで真っ赤になっている。
「……お、おかえりなさい」
ニコッと瀬尾さんはとても魅力的な笑みを浮かべる。
瀬尾さんと付き合い始めて一ヶ月が経った。
瀬尾さんがこんなに愛情表現が豊かな人だとは思わず、私は戸惑っていた。
支店では良き上司で。
時には厳しく指導されたり怒られたりするけれど。
仕事の指示は的確だし、悩んでいたらきちんと話を聞いてくれる。
だけど。
仕事から一歩でも離れると。
甘く優しい瞳を私に向けてくれる。
私は彼のそのギャップにいつもドキドキしっぱなしだ。
基本的に仕事量が全く違うため、瀬尾さんの帰宅時間は私より遅い。
その為、私は自宅で瀬尾さんの帰りを待っている。
瀬尾さんは帰宅して、着替えてから私の部屋にやって来て一緒に夕飯を食べる。
それが私達の日常になりつつあって。
勿論、外食をしたり、他に約束がある日はそうではないけれど。
職場でも自宅でも一緒に過ごして。
毎日、結婚しているわけでもないのに、彼氏とこんなに長い時間を共に過ごす付き合い方はしたことがない。
だけど。
不思議なことに。
それが全く不快ではなくて。
居てくれていることが嬉しくて。
逢えることに安心する。
まだ一ヶ月だからかな、とか考えたりもするけれど。
明らかに今まで付き合ってきた人とは私の好きの重さが違うなと自分で感じる。