イジワル上司に甘く捕獲されました
「う、うん。
瀬尾さんに貰ったの……」
小さな声で答える私に真央はニッコリと笑って。
「良かったね、美羽ちゃんっ。
嬉しいでしょ?
大切にしなくちゃね」
と言ってくれた。
「うん……あれ、でも何で潤さん、私の指のサイズわかったんだろ……」
不思議がる私に。
「え?
何言ってんの、美羽ちゃん、自分で話してたじゃない?」
キョトンとする真央に、私もキョトンとする。
「ええっ、まさか気付いてなかったの?
ほら、この間、クリスマスに貰う翔からのプレゼントの下見に一緒に行ってもらったでしょ?
翔がなかなか時間が取れないからって。
その時、アクセサリーを見に行った話を瀬尾さんに電話でしてたじゃない」
……え?
「さすが瀬尾さんよね、チャンスとばかりにガッツリ美羽ちゃんの指のサイズ、スマートに聞き出していたもん。
傍で聞いていてもスゴいなって思ったわ。
で、確信してたのっ。
絶対美羽ちゃん、クリスマスプレゼントは指輪だなって」
ニヤニヤしながら真央が言う。
……そうだった、思い出した。
確かに真央に付き合って下見に出かけて。
その話はしたけれど。
何の違和感もなくサイズの話もしていた……。
まさか、まさかだったんだ。
真央の言う通りだとしたら……潤さん、スゴすぎる……そりゃ、いつも私はかなわないわけだよ……。
瀬尾さんに貰ったの……」
小さな声で答える私に真央はニッコリと笑って。
「良かったね、美羽ちゃんっ。
嬉しいでしょ?
大切にしなくちゃね」
と言ってくれた。
「うん……あれ、でも何で潤さん、私の指のサイズわかったんだろ……」
不思議がる私に。
「え?
何言ってんの、美羽ちゃん、自分で話してたじゃない?」
キョトンとする真央に、私もキョトンとする。
「ええっ、まさか気付いてなかったの?
ほら、この間、クリスマスに貰う翔からのプレゼントの下見に一緒に行ってもらったでしょ?
翔がなかなか時間が取れないからって。
その時、アクセサリーを見に行った話を瀬尾さんに電話でしてたじゃない」
……え?
「さすが瀬尾さんよね、チャンスとばかりにガッツリ美羽ちゃんの指のサイズ、スマートに聞き出していたもん。
傍で聞いていてもスゴいなって思ったわ。
で、確信してたのっ。
絶対美羽ちゃん、クリスマスプレゼントは指輪だなって」
ニヤニヤしながら真央が言う。
……そうだった、思い出した。
確かに真央に付き合って下見に出かけて。
その話はしたけれど。
何の違和感もなくサイズの話もしていた……。
まさか、まさかだったんだ。
真央の言う通りだとしたら……潤さん、スゴすぎる……そりゃ、いつも私はかなわないわけだよ……。