不平等な恋



「あ。橘!」


「よっ。久しぶりだな。」


中学校の時 結構仲の良かった男友達。


私は高校も離れてるし
バイトで帰りが遅くなるから 地元の人と会うの自体久々だ。


「橘。まだ野球してんの?」

「してねぇよ。
野球しててもモテないって中学3年通して分かったし。」


なのに相変わらず丸坊主なのはどうしてだろう。


「なに笑ってんだよ。」

「いや。別に。元気出た。

髪の毛伸ばせばきっとモテるよ。
じゃぁね。」


久々に橘に会って

相変わらず面白くて 少しだけ心が軽くなった。



< 17 / 31 >

この作品をシェア

pagetop