不平等な恋


もともとこいつとは同じバイト先の
先輩と後輩。


後輩である私をからかってばっかで

睨み合ったりもしていた。


けど 私が仕事で失敗して落ち込んでいれば 1番に気づいてくれるし。


「終わったらメシ行くか?」

事情は聞かないけど ご飯を奢ってくれたり。


それがこいつの優しさなんだと気づいた時。


「好き。」

そう言ってしまった。

< 2 / 31 >

この作品をシェア

pagetop