不平等な恋
好きなんです。
憂鬱だ。
バイトが永遠に続けばいいのに。
そしたら蓮さんと会わずに済む。
いっそ、仮病使って家に帰ろうかな。
なんて。それはバイトに迷惑か。
バイトが終わって欲しくないと思ったのは
はじめてだ。
「おつかれ。」
「。。。早いですね。」
願いも虚しくバイトが終わり
外に出れば バイク止めて待ってる蓮さんがいた。
「免許持ってたんですか?」
「いちょうね。
ま、普段は危なくて女の子は乗せないんだけど。今日は特別に。」
相変わらずの紳士さには驚かされる。
まぁ私に対してだけじゃないけど。