不平等な恋


「嫌いじゃないよ。

でも 恥ずかしくて言えない。」


自分でも顔が真っ赤なのが分かる。


「恥ずかしくても。言って。

俺。結構待ってるんだよ?カレンから言ってくれるの。」


「無理なのは無理!」

ったく仕方ないなぁー。と

蓮さんは許してくれると思った時に。


ぎゅっと腰を正面から抱きしめられ。


あっという間に緊張状態。


「カレン?俺はカレンのこと大好きだよ。」


顔を覗き込まれるように 吐息のような声で

そう言われる。


もう顔が爆発しそうだ。


「私も蓮さんのこと好き。だよ?」


こんなの無理矢理だ。

無理矢理言わされたんだーーー!


けど 本当は私も大好きって言えばよかったなんて思ってます。


fin****

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