不平等な恋
「お前の親友って言ってた新人の子?」
ルナと出勤して1日目。
ルナとこいつはすぐに仲良くなった。
ルナがすぐにバイト先に溶け込めて安心した反面。
かなり不安になった。
「カレン!!蓮さんめっちゃ優しいね。
彼氏とかいるのかな?聞いてみてよ。」
私の勘はだいたい外れないから。
「分かんないや。今度聞いてみる。
ついでにルナこと勧めとくね。」
そして 私もいつも通り。
ルナは文句なしに好きだ。
喧嘩なんてしたくないし これからもずっと仲良くしていたい。
ルナに譲れるってことは そこまでアイツの事。
好きじゃないって事だ。
そう自分に言い聞かせる。
でも。胸が痛いや。