三人のイケメンパパと、小さな月姫



「相手は自分と、同じ学年

そもそもオトコは、十八歳にならないと
オヤジになるのはムリだ

しかもやりたいコトやり始めたばかりの
元気一杯、サッカー小僧なワケだろ?」


「……―」


「真木!!
今そんな事さ、言わなくても!」


「今じゃなきゃ、いつ言う?」




「――… それは、… そうだけどよ」




… そんな事、彼女はわかってる

でも、それ以前なんだ
きっと まだ


順番、さまざまな事が
マニュアル通りと違ってしまって


… 自分でもどうしていいのか
わかって、ないんだ…




「――― あ、そっか…!」




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