三人のイケメンパパと、小さな月姫
「協力してくれた
屈強な兵士たちに差し入れ
ちょうど腹減る時間だろ?」
「うは、すげ〜量!」
真木が彼氏に渡したのは
さっきまで居たスタンドの
コーヒーショップの袋
「…真木さん、岡田さん
マジで… ありがとうございました」
「こっからは、二人でガンバレ」
「はい…」
「はい」
「んだよ!もっと元気に返事!!」
「は、はい!!」
「はいっ…!」
「では、帰りマショー」
「あのっ…!
やっぱり聞いていいっすか?!」
「―― 何だ?」
「二人とも、誰なんすか?
やっぱりスゲー、それ気になるんで…」