三人のイケメンパパと、小さな月姫
「お前が今後 その男と
添い遂げる程の愛があるかは
俺の知った事じゃない
… だけど苦労は、山ほどあるだろう
そんな時絶対に
"生むんじゃなかった"
この台詞だけは、死んでも子供に言うな」
「―――…」
「誓えないなら、この場で 月姫は貰う」
「…… 誓い…ます!!」
ハルトはそっと
彼女に、月姫を渡し
やっと見つけた宝物の様に
その小さな体を抱きしめる
「…… ごめん…な…さ…」
それは
彼女に出会ってから初めて聞いた
命への 謝罪の言葉だった