三人のイケメンパパと、小さな月姫



――― と、真木に泣き付いたら

ドアを開けるとそこに

… ハルトが、いた ……




「ありがとう。」


「え…?!ちょ…ちょちょっ!!」


さげていたカゴから
ア然としている間に、赤ん坊を奪われ


それを追いかけて入って来た
俺の焦った顔を見て

ソファに、ギターを抱え
座っていた真木が
ビールを噴き出しながら
ゲラゲラ笑う


「なっ!!何よこのパターン!!
何でいつも、お前を訪ねると
ハルトが絶対にいるんだ?!
や…やっぱり二人は仲良しだべな!!」


「ケータイから、コドモの声したからな
だからハルト、呼んだんだわ」


「い、意味わかんねえすけ…」




―――… ハルト



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