三人のイケメンパパと、小さな月姫


「おはよう!!」


「おはようございます!!」


「ぉは…ックション!!」




時間ギリでなだれ込んだ
俺の働く仕事場がある、小さなビル内
タイムカードと、キー兼用の
IDを機械にあてて、一息つく


冬場より、薄着になった
それでも黒で、あまり代わり映えしない
だけどなせが、耳に心地いい
ナイロンの擦れる音を聞きながら
自販機で、コーヒーを買った




「風邪ですか?」


「ん〜 平気
酒飲んで来たし」


「岡田ァ!!」


「はい!おはようございます!!」


「俺クライアントんトコ行って来るから
お前、次の週のスケジュール
午前中のうちに作っといて!!」


「わかりました!!」



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