三人のイケメンパパと、小さな月姫

ミルクも飲んだ
オムツも換えた


騒がしいのが嫌なのかと思って
リビングにある、テレビも消した
しかし…泣き止む様子は無い


何しろ、抱っこすると
余計に真っ赤になって泣くから
手の出しようがない…




「いいから、 教えてよ」


「んだよウゼーなぁ …三人だよ」


「…少なくね？」




…俺は女と
"付き合った事"は無いから…
それでどっか、何か足りなくて
そういうのが伝わるのかとか…


それなら真木だったら
前に少し、それっぽい話聞いた事あるし




「… 一人と長えんだよ
だからその質問は
今、何の関係あんだ」


「なんだよ真木！！
俺とオムツ置いてどっか行くなよ！！」


「いや
ちょい風呂入って、酒抜いて来る」


「なんで今よ！」


「女の子だしなぁ…と」


「手伝ってから！な？！
そうだわ真木、妹いたよな？
どうしたら泣き止んでた？！」


「いるけど
小さい頃に、世話なんかした事ねえし
そもそもあんまり一緒に居な
！！オメエその袋、下に穴空いてる！」


「え…ぅわああああっっ？！」


「岡田動くな…！！
…待ってろよ？！いいな？！」


「…ハルト
早く帰って来てくれえええっ！！！」