三人のイケメンパパと、小さな月姫




しかし、俺の願いも虚しく
オムツを買いに行くと言ったまま
現在、深夜ニ時過ぎ
依然として、帰って来ないハルト


赤ん坊と今
一緒のベットには寝てるけど
起きたり寝たりが、本当に目まぐるしく
…マジで眠れねえ…


真木は、あれだけかいがいしく
マネージャー業をしてたから
かなり期待していたというのに
思いの外、あてにならないし…




つか
それは、お門違いか…
そもそも俺が、駆け込んだんだし…


「…あ」


体を起こした瞬間
少し寝に入っていた赤ん坊が
やっぱり起きてしまった

途端に火の様に、泣き声をあげる


「ごめ…マジでごめんって…!」


カチャリと
寝室のドアが開く音



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