【完】強引なイケメンに、なぜか独り占めされています。
「えっ?颯太が、私に告白なんて……だって、友達だよ?いつもからかってばっかりだし、こないだも貧乳とか言われるし……」
「うん、ニーナが貧乳なのは言わなくてもわかるから大丈夫よ?」
ポンッと私の胸に手を添えるひーちゃん。
「あぁ、間違えたわ。ぺたんこだから、ここが肩かと思ったわ」
なんて、ケラケラ笑ってくるんだ。
「うぅ……どうせ私は貧乳だよ……!」
「あははっ!ごめんごめん。セクハラだったわね」
セクハラではあるけど。
ひーちゃんのお陰で少しだけしんみりした空気が晴れていく。
「まぁ……確かに颯太は色んな女子と仲いいし、わたしはそれをチャラいって言ってるけどさ。でも、颯太はニーナにはいい加減な気持ちでそんなこと言わないって知ってるよ」
「私には……?」