【完】強引なイケメンに、なぜか独り占めされています。




「えっ?颯太が、私に告白なんて……だって、友達だよ?いつもからかってばっかりだし、こないだも貧乳とか言われるし……」


「うん、ニーナが貧乳なのは言わなくてもわかるから大丈夫よ?」



ポンッと私の胸に手を添えるひーちゃん。



「あぁ、間違えたわ。ぺたんこだから、ここが肩かと思ったわ」



なんて、ケラケラ笑ってくるんだ。



「うぅ……どうせ私は貧乳だよ……!」


「あははっ!ごめんごめん。セクハラだったわね」



セクハラではあるけど。

ひーちゃんのお陰で少しだけしんみりした空気が晴れていく。


 
「まぁ……確かに颯太は色んな女子と仲いいし、わたしはそれをチャラいって言ってるけどさ。でも、颯太はニーナにはいい加減な気持ちでそんなこと言わないって知ってるよ」


「私には……?」



< 225 / 346 >

この作品をシェア

pagetop