俺の彼女~バレンタイン~



でもやっぱり好きで。

思いだけでも伝えてみようか・・・
でもダメだったら幼馴染でもいられなくなっちゃう・・・
そんな風に思い悩んでいた。

そんな私の中学3年の誕生日。

私の誕生日は5月15日なんだけど、
ちょうどその日になった瞬間!

私の部屋のドアが勢いよくばんっと開いて。

「七海!誕生日おめでとう!!!
 そして、好きです!!俺と付き合って!!!!」

そう叫んだ翼が、そのまま抱き着いてきて。

驚きと嬉しさで号泣した私を見て翼は、

「俺、猫と同じくらい愛されてる?」

と冗談っぽく笑ったので、

「愛してるもん!」

と私が言ったら、翼は一瞬ポカンとして、
次の瞬間嬉しそうに私の顔を見て、

「俺、年下だけど、七海のこと守るから。
 大好きだよ、七海」

そう言って私にキスをした。


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