「……ん…。ここ…どこ?」



ほのかがいたところは学校の図書室ではなくどこかわからない森にいた。



ひとけが全くない森だった。



「本当にここどこなのぉ??あ!スマホスマ…圏外…。」



「落ち込んでる暇はないし、森の外に出れば家とかあると思うしとりあえず森から出よう…。」



歩いていると前の方から明かりが見えた。



「人だ…!!あの人に事情を説明すればわかってくれるはず…!!」




「あのー、すみません。ちょっと道に迷ってしまったんですけど…って…え?」



ほのかの目の前にいたのは浅葱色の服を着た人がいた。



「あなた、みたことのない着物着てますね。異国の者ですか?」



「え…ち…違いますっ」



「まぁ違ってもあなた怪しいので屯所に連れて行きますね。」




(と…屯所ってもしかして新選組?)






「ちょ、まっ、待ってください!!!!!」





「なんですか?」





「屯所っていうことは、新撰組の屯所?局長の近藤さんとか副長の土方さんとか
いるんですか?」




「…あなた、なんでそんなに知ってるんですか?ますます怪しいです。
…こんな手は使いたくないんですけど…恨まないでくださいね。」



ドカッーー





謎の新撰組の人がほのかの首の後ろを鞘で殴りほのかはその場で気を失った。







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