断罪アリス
「だろうね」と笑いながら和泉は俺の隣に座った。
すると、学食の中がざわつき始めた。
何だ?
ざわつく理由を確認するために周りを見渡すと、とある一点で俺は首を止めた。
その場所は学食の出入り口で、そこにはよく見知った人物達が立っている。
そして、その人物達は俺の姿を見つけ、近付いてきた。
「いたいた、コトリ君ー」
「人多い……。人酔いしそう……」
「軟弱だな、一飛」
「そういう才暉も顔がひきつってるよ」
上からアリスさん、佐滝さん、羽取さん、風間さん。
そう、そこにいたのは俺を守ってくれている四人だった。