断罪アリス
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「──つまり、天河のお袋さんがジャック・ザ・リッパーのDNAから生まれて天河はその血を引いてる。んで、切碕って奴がそれを知ってお前を仲間にしようとしてるってことか」
場所を家の中に移して、アリスさんから翔平にそのことが話される。
「そして、その人は三名家である藤邦の跡取りで天河を護衛してくれている人……」
翔平は話が終わると俯いてしまった。
やっぱり、殺人鬼の血を引いてる親友は嫌だよね……。
俺まで俯いていると、両肩に手を置かれる。
顔を上げた先には翔平がいて、
「こんな綺麗な人が守ってくれてるとか正直羨ましいぞ、天河」
なんて馬鹿を言ってきた。