断罪アリス
「俺は……貴女に笑っていてほしい……。だから、笑ってください。アリスさん」
俺はアリスさんに笑っていてほしい。
アリスさんが笑うと俺も笑顔になる。
その笑顔を守りたくなる。
アリスさんが笑ってさえいてくれれば、俺はそれでいい。
「馬鹿……」
アリスさんは俺を罵りながらも、笑ってくれた。
その笑顔に俺は自然と目頭が熱くなる。
そうやって、アリスさんはいつも笑っていてほしい。
その笑顔は皆を幸せにしてくれる。
アリスさん……、俺は貴女に出会えて良かった。
貴女に恋をして良かった。
どうか、いつまでもその笑顔を忘れないで──。