Spice‼︎
不倫なんてしたくてしてる訳じゃない
小さなターミナルにはタクシーもなくて
仕方なくまた電車に乗って帰ってきた。
ヒロのバーに寄ると待ちかねていたように
「遅かったですね?」
とヒロが言った。
「ちょっと遠くまで行ってきた。」
「そのわりに早く帰ってきたんですね。」
「うん…まあね。」
ヒロは梨花の好きなカクテルを作って出してくれた。
「男…ですか?」
梨花の事にはあまり関心が無いように思えたが
最近、ヒロは少しずつ恋人っぽくなった。
「2人の男とね。」
「え?」
あまりにビックリした顔をしたので梨花は笑って言った。
「今日はどっちとも寝てないよ。」
「今日は…ですか?」
ヒロはなんとなくヤキモチ妬いてるような感じが心地よかった。
ただ一緒に生活してる寂しさを埋めてるだけで
お互い虚しくなる時があるからだ。
それでも離れたく無いのは
お互い1人に戻るのが寂しいからだと思ってた。
「今日はもうお客さん来ないから店閉めます。
一緒に帰りましょう。」
帰り道、ヒロは梨花の指に自分の指を絡めた。
梨花がビックリして顔を見ると
「たまにはいいでしょう?」
と笑った。
その時、ヒロのスマートフォンが鳴った。
今夜は1人になりたくなくて
梨花は電話をポケットから取り出そうとしてるヒロにいきなりキスをした。
仕方なくまた電車に乗って帰ってきた。
ヒロのバーに寄ると待ちかねていたように
「遅かったですね?」
とヒロが言った。
「ちょっと遠くまで行ってきた。」
「そのわりに早く帰ってきたんですね。」
「うん…まあね。」
ヒロは梨花の好きなカクテルを作って出してくれた。
「男…ですか?」
梨花の事にはあまり関心が無いように思えたが
最近、ヒロは少しずつ恋人っぽくなった。
「2人の男とね。」
「え?」
あまりにビックリした顔をしたので梨花は笑って言った。
「今日はどっちとも寝てないよ。」
「今日は…ですか?」
ヒロはなんとなくヤキモチ妬いてるような感じが心地よかった。
ただ一緒に生活してる寂しさを埋めてるだけで
お互い虚しくなる時があるからだ。
それでも離れたく無いのは
お互い1人に戻るのが寂しいからだと思ってた。
「今日はもうお客さん来ないから店閉めます。
一緒に帰りましょう。」
帰り道、ヒロは梨花の指に自分の指を絡めた。
梨花がビックリして顔を見ると
「たまにはいいでしょう?」
と笑った。
その時、ヒロのスマートフォンが鳴った。
今夜は1人になりたくなくて
梨花は電話をポケットから取り出そうとしてるヒロにいきなりキスをした。