Spice‼︎
社長は心の中でこの会社の跡を継ぐのに相応しいのは
ホントのところこの桐原だと思っている。
頭がキレるし、部下の信頼も厚い。
しかも孫娘の婿である。
桐原に1つ足りない事があるとしたら
自分の血を受け継いでないという事だけだった。
血は水よりも濃い…
世襲制など古いと思われようが
親としては自分の息子である風間にこの会社を遺してやりたい。
しかし本人の風間と来たら会社に興味はなく
女にうつつを抜かし、
仕事もまだまだ半人前で
今のままでは到底社員の皆から社長になることを認められるような器ではない。
「政宗くん、君は…健斗がこの会社を継ぐ事をどう思う?」
桐原は慎重に答えた。
「正直…健斗くんはこの会社に興味も無く、
仕事は出来なくはありませんが意欲がありません。
無理に社長の座に座らせるだけなら
健斗くんの為にも考え直した方がいいと思います。」
社長は残念そうに
「わかった。」
とだけ言った。
そして最後に社長はこう言った。
「君はこの会社に興味があるのか?」
桐原は率直な気持ちを伝えた。
「ここでどうしても働きたくて
やっとの思いで入った会社ですからね。」
桐原は入社試験の成績もトップでこの会社に就職した男だということを社長は思い出した。
とても自分の息子のサポートをしろとは言えなかった。
ホントのところこの桐原だと思っている。
頭がキレるし、部下の信頼も厚い。
しかも孫娘の婿である。
桐原に1つ足りない事があるとしたら
自分の血を受け継いでないという事だけだった。
血は水よりも濃い…
世襲制など古いと思われようが
親としては自分の息子である風間にこの会社を遺してやりたい。
しかし本人の風間と来たら会社に興味はなく
女にうつつを抜かし、
仕事もまだまだ半人前で
今のままでは到底社員の皆から社長になることを認められるような器ではない。
「政宗くん、君は…健斗がこの会社を継ぐ事をどう思う?」
桐原は慎重に答えた。
「正直…健斗くんはこの会社に興味も無く、
仕事は出来なくはありませんが意欲がありません。
無理に社長の座に座らせるだけなら
健斗くんの為にも考え直した方がいいと思います。」
社長は残念そうに
「わかった。」
とだけ言った。
そして最後に社長はこう言った。
「君はこの会社に興味があるのか?」
桐原は率直な気持ちを伝えた。
「ここでどうしても働きたくて
やっとの思いで入った会社ですからね。」
桐原は入社試験の成績もトップでこの会社に就職した男だということを社長は思い出した。
とても自分の息子のサポートをしろとは言えなかった。