Spice‼︎
「梨花…起きて、ベッドで寝よう。」

ヒロの声で梨花は目を覚ました。

「あ…もう朝?」

「まだ夜中の1時半。」

「え?…帰ってきたの?」

「梨花が泣いてる気がしたから。」

「…。」

梨花はヒロにキスをした。

そしてヒロから梨花にキスをする。

「俺、梨花のそばにいる。」

「ヒロくん…自分のこと考えて。

私は1人でも大丈夫。

希さん、自由になったんだよ。

それなのに…」

ヒロが梨花の口をキスで塞いだ。

「大丈夫じゃないでしょ?

こんなに泣いた顔してんのに…」

「ヒロくん…」

ヒロは誰より失いたくない友達だ。

寂しい時は抱きしめて…
そして誰かの代わりに抱いてくれる友達。

「ヒロくん…気持ちよくしてあげる。

希さん、抱けなかったんでしょ?

代わりになってあげる。」

「代わりじゃなくて…ちゃんと梨花を抱きたい。」

「うん…」

梨花はヒロの身体中にキスをした。

香水とお酒とタバコの匂いが混ざった香りは
ヒロが1日頑張った香りだ。

その香りに梨花はいつも癒される。

「梨花…もうヤバイ…」

梨花の腰を掴んで自分に引き寄せる。

「ヒロ…好きだよ。」

ヒロにキスをさて
梨花はヒロに満たされる。

このままずっとヒロに溺れていたかった。










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