Spice‼︎
砂の城
桐原が梨花と一緒にホテルを出たのは初めてだった。
梨花をヒロの待つ部屋の前まで送ると
「また連絡する。」
とキスをして帰って行った。
梨花がドアを開けると
ヒロがコーヒーを淹れていた。
「お帰り。」
「うん。」
浮かない顔を見て、桐原か風間のどちらかに逢って来たんだろうとヒロが察する。
「何か食べる?」
「ううん。」
突然、ヒロが梨花の前に立つと抱きしめてキスをした。
「どうした?なんかあった?」
まるで父親が幼い娘にでも聞くようにヒロは優しく問いかける。
「桐原が来たの。」
「そっか…うまく別れられた?」
そう聞くと梨花の瞳から涙がポロポロと零れ落ちた。
「バカだな…。
そんなに簡単じゃないってわかってたろ?
だから泣かないで。」
ヒロが梨花の頭を撫でて、もう一度抱きしめてくれた。
「コーヒー飲む?」
「うん。」
梨花はソファに座ってヒロとコーヒーを飲んだ。
時計をみるともう15時近かった。
桐原は家族に何て言い訳をするんだろうと梨花は思っていた。
ヒロはシャワーを浴びて仕事に出かける。
「じゃあ行って来ます。
後で飲みに来るよな?」
「うん。」
梨花は1人になると
桐原に汚された下着を脱いでバスルームで洗った。
梨花をヒロの待つ部屋の前まで送ると
「また連絡する。」
とキスをして帰って行った。
梨花がドアを開けると
ヒロがコーヒーを淹れていた。
「お帰り。」
「うん。」
浮かない顔を見て、桐原か風間のどちらかに逢って来たんだろうとヒロが察する。
「何か食べる?」
「ううん。」
突然、ヒロが梨花の前に立つと抱きしめてキスをした。
「どうした?なんかあった?」
まるで父親が幼い娘にでも聞くようにヒロは優しく問いかける。
「桐原が来たの。」
「そっか…うまく別れられた?」
そう聞くと梨花の瞳から涙がポロポロと零れ落ちた。
「バカだな…。
そんなに簡単じゃないってわかってたろ?
だから泣かないで。」
ヒロが梨花の頭を撫でて、もう一度抱きしめてくれた。
「コーヒー飲む?」
「うん。」
梨花はソファに座ってヒロとコーヒーを飲んだ。
時計をみるともう15時近かった。
桐原は家族に何て言い訳をするんだろうと梨花は思っていた。
ヒロはシャワーを浴びて仕事に出かける。
「じゃあ行って来ます。
後で飲みに来るよな?」
「うん。」
梨花は1人になると
桐原に汚された下着を脱いでバスルームで洗った。