Spice‼︎
梨花は昼休みに桐原から連絡をもらった。

"話がある。今すぐ屋上に来い"

もちろん梨花はそれを無視した。

すると休憩室に居た梨花を桐原が探しに来た。

「藤城、すこし聞きたいことがある。」

堂々と休憩室まで探しに来た桐原に梨花は呆気に取られ、
手を引かれるまま連れていかれた。

みんなは何事かと思って見ていたが
あまりに堂々としていたので
仕事のことだろうと誰も疑わなかった。

「桐原部長、どうかしてますよ?」

梨花は昼休みの誰も居ない資料室に連れていかれた。

「本気で別れるつもりか?」

「急にどうしたんですか?

会社で話すことじゃないですよね?」

「だったらいつ話をする?

お前は連絡もしてこないだろ?」

「だからってみんなの前であんな風に…」

「上海行くんだってな?」

梨花はそのことを知って桐原が怒ってるんだとようやく理解した。

「はい。」

「お前とは別れない。

だから上海にも行かせない。」

「そんな事、桐原部長に出来るワケありません。

これは会社の決定なんです。」

「見てろ。

お前は絶対行けなくなるから。」

桐原はそういうと梨花に無理矢理キスをした。

梨花は抗ったが、
桐原は強引に舌を絡めてくる。

そして後は桐原のされるがままだった。









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