Spice‼︎
再会
麻美が桐原の新しい彼女だと知って
梨花はかなりショックを受けた。
(会いに行かなくて良かった。)
梨花は麻美や風間が話してる間、ずっとそう思っている。
その様子にヒロが気付いて
梨花と目が合うと微笑んでくれる。
「梨花さん、お代わりしますか?」
「あ、うん。」
気遣ってくれるヒロに感謝して梨花も微笑み返した。
梨花は麻美に聞きたい事が沢山あるのに
怖くて何も聞けなくて
まるで口を塞ぐようにアルコールを入れていく。
「飲み過ぎですよ。」
風間がそんな梨花に気が付いてグラスを持つ梨花の手を止めた。
だいぶ酔った梨花を見て
「それじゃ私はそろそろ帰ります。」
と麻美が席を立とうとすると梨花が引き止めた。
酔った勢いで梨花は本音をはく。
もっと2人の事が知りたかった。
というより今の桐原の事を知りたかった。
「もうちょっとだけ聞かせてくれませんか?」
「え?」
「あの人の話。」
麻美は困惑しながらももう一杯だけ付き合うことにした。
「桐原の何が聞きたいの?」
桐原なんてまるで奥さんみたいな言い方をする麻美に梨花は嫉妬する。
「あの人のどこが好き?
冷たくて、自分勝手で野心家で目的のためなら誰でも利用する…スケベな、変態…でしょ?」
麻美は黙ってそれを聞いていた。
麻美は仕事以外の桐原を知らないからだ。
風間が酔った梨花を連れて帰ろうとしたが
梨花はまったく帰ろうとしない。
「あ、わかった!良い所あった!
sexでしょ?」
梨花はそう言って笑い飛ばしたが
今にも涙が溢れそうな気分だった。
桐原が恋しくて嫉妬でどうにかなりそうだった。
理性はどんどん失われて
今の自分がすごく惨めに感じる。
一方の麻美はプライベートの桐原のことを聞かれても本当は何も知らない。
これ以上この場に座っていられなくなって席を立った。
「もう遅いのでやっぱり帰ります。ごめんなさい。
梨花さん、またお会いする機会があれば…。」
店を出た麻美は胸が締め付けられるほど苦しくなった。
お互いに思い合ってる二人の間を自分は壊そうとしてる。
そう思うと苦しくなってその場にうずくまった。
梨花はかなりショックを受けた。
(会いに行かなくて良かった。)
梨花は麻美や風間が話してる間、ずっとそう思っている。
その様子にヒロが気付いて
梨花と目が合うと微笑んでくれる。
「梨花さん、お代わりしますか?」
「あ、うん。」
気遣ってくれるヒロに感謝して梨花も微笑み返した。
梨花は麻美に聞きたい事が沢山あるのに
怖くて何も聞けなくて
まるで口を塞ぐようにアルコールを入れていく。
「飲み過ぎですよ。」
風間がそんな梨花に気が付いてグラスを持つ梨花の手を止めた。
だいぶ酔った梨花を見て
「それじゃ私はそろそろ帰ります。」
と麻美が席を立とうとすると梨花が引き止めた。
酔った勢いで梨花は本音をはく。
もっと2人の事が知りたかった。
というより今の桐原の事を知りたかった。
「もうちょっとだけ聞かせてくれませんか?」
「え?」
「あの人の話。」
麻美は困惑しながらももう一杯だけ付き合うことにした。
「桐原の何が聞きたいの?」
桐原なんてまるで奥さんみたいな言い方をする麻美に梨花は嫉妬する。
「あの人のどこが好き?
冷たくて、自分勝手で野心家で目的のためなら誰でも利用する…スケベな、変態…でしょ?」
麻美は黙ってそれを聞いていた。
麻美は仕事以外の桐原を知らないからだ。
風間が酔った梨花を連れて帰ろうとしたが
梨花はまったく帰ろうとしない。
「あ、わかった!良い所あった!
sexでしょ?」
梨花はそう言って笑い飛ばしたが
今にも涙が溢れそうな気分だった。
桐原が恋しくて嫉妬でどうにかなりそうだった。
理性はどんどん失われて
今の自分がすごく惨めに感じる。
一方の麻美はプライベートの桐原のことを聞かれても本当は何も知らない。
これ以上この場に座っていられなくなって席を立った。
「もう遅いのでやっぱり帰ります。ごめんなさい。
梨花さん、またお会いする機会があれば…。」
店を出た麻美は胸が締め付けられるほど苦しくなった。
お互いに思い合ってる二人の間を自分は壊そうとしてる。
そう思うと苦しくなってその場にうずくまった。