Spice‼︎
梨花と桐原の関係が発覚して、
上司である多村は面白くない。
狙っていた梨花は、いとも簡単にあの桐原に奪われたのだ。
もちろん三流大卒の冴えない経理課長の自分が
社内で1、2を争うほどの美女である藤城梨花に相手にされるとは思ってなかった。
それでも悔しくてつい梨花に辛くあたりたくなる。
「この数字を明日の朝までにまとめてデータにしておいて下さい。」
終業時間の30分前にそんな事を梨花に命令した。
「今からこれをですか?」
「申し訳ないけど…さっき頼まれてね。
私も手伝うので…残って貰えないだろうか?」
そこへ梨花の部下の木下が
「自分も手伝います。」
と声をかけてくれた。
しかし、多村は
「そう言ってくれてありがたいが、
これは極秘の資料なので私と藤城さん以外の人の目には触れないように上から言われてます。
藤城さん、申し訳ないけど…お願いします。」
梨花は仕方なく頷いた。
「わかりました。」
経理部の部屋に多村と2人きりだと何となく息がつまる。
多村は近くに来て肩に手を置いて
「どこまで進みました?」
と言った。
そして
「疲れたでしょう?」
と梨花の肩を揉み始めた。
梨花はそれを嫌がって身体を避けた。
「あの…触らないで頂けますか?」
「え?そんな風に言わないで下さい。
疲れてると思って肩を揉んだだけですよ。」
「とにかくこういう事はやめて下さい。」
梨花の態度にますます多村は腹が立った。
「生意気な。
桐原には触らせたんだろう?
あの夜、あいつが急に来て一緒に帰った時から怪しいと思ってたよ。
どうして桐原は良くて俺はダメなのか?」
梨花は怖くなって席を立った。
多村は逃げようとする梨花のブラウスの胸元を咄嗟に掴むと、
ボタンが飛んで下着が露わになった。
梨花は胸元を抑えながら、多村が怯んだ隙に部屋を飛び出した。
上司である多村は面白くない。
狙っていた梨花は、いとも簡単にあの桐原に奪われたのだ。
もちろん三流大卒の冴えない経理課長の自分が
社内で1、2を争うほどの美女である藤城梨花に相手にされるとは思ってなかった。
それでも悔しくてつい梨花に辛くあたりたくなる。
「この数字を明日の朝までにまとめてデータにしておいて下さい。」
終業時間の30分前にそんな事を梨花に命令した。
「今からこれをですか?」
「申し訳ないけど…さっき頼まれてね。
私も手伝うので…残って貰えないだろうか?」
そこへ梨花の部下の木下が
「自分も手伝います。」
と声をかけてくれた。
しかし、多村は
「そう言ってくれてありがたいが、
これは極秘の資料なので私と藤城さん以外の人の目には触れないように上から言われてます。
藤城さん、申し訳ないけど…お願いします。」
梨花は仕方なく頷いた。
「わかりました。」
経理部の部屋に多村と2人きりだと何となく息がつまる。
多村は近くに来て肩に手を置いて
「どこまで進みました?」
と言った。
そして
「疲れたでしょう?」
と梨花の肩を揉み始めた。
梨花はそれを嫌がって身体を避けた。
「あの…触らないで頂けますか?」
「え?そんな風に言わないで下さい。
疲れてると思って肩を揉んだだけですよ。」
「とにかくこういう事はやめて下さい。」
梨花の態度にますます多村は腹が立った。
「生意気な。
桐原には触らせたんだろう?
あの夜、あいつが急に来て一緒に帰った時から怪しいと思ってたよ。
どうして桐原は良くて俺はダメなのか?」
梨花は怖くなって席を立った。
多村は逃げようとする梨花のブラウスの胸元を咄嗟に掴むと、
ボタンが飛んで下着が露わになった。
梨花は胸元を抑えながら、多村が怯んだ隙に部屋を飛び出した。