Spice‼︎
Spice!!
風間が結婚して半年が過ぎた。
梨花はヒロと別れ、
桐原の部屋で暮らしている。
梨花の部屋はそのままヒロが一人で住むことになった。
桐原とは未だ籍も入れてないが
お互いその事に拘りはなかった。
桐原の会社は少しずつ大きくなりつつあり、
社員も更に少しだけ増えた。
風間は社内で梨花とすれ違っても軽く会釈する程度で
話をする事もなかった。
結婚を機に経営企画部の課長になって
着実に昇級している風間にとってつまらない噂に足をすくわれる事もあるからだ。
人生とは皮肉なもので
桐原が夢見た世界を風間が手にして
風間が夢見た生活を桐原が手にしようとしている。
梨花は桐原を100パーセント信じてはいないが
桐原と一緒に暮らせることはそれなりに幸せだった。
ただ何か物足りない感じがして
いつも何かを欲していた。
欲しているものが何なのかは梨花にもわからなかったが心がどんどん乾いていく気がした。
桐原のことも信じられなくて
気持ちが不安定になる梨花は
たまに桐原に内緒でヒロの店で飲んで憂さ晴らしをした。
桐原は梨花がヒロと逢っている事を知ってるが
それを黙って許していた。
ヒロは結局友達以上にはなり得ない存在だと知っているからだ。
桐原はヒロの店でフラフラになるまで飲んで帰って来た梨花を必ず抱いた。
辛そうな梨花の心を少しでも愛する事で埋めてあげたいと思った。
その時、桐原に一つの妙案が頭をよぎった。
梨花をもう一度風間と共有したら
梨花は元気になるのではないか?
そんなことを考えるようになった。
桐原は自分のバカな考えを嘲笑って独り言のように呟いた。
「俺ってやっぱり変態だよな。」
梨花はその意味をわからないまま答える。
「今頃気付いたの?」
そしてお互いの身体に溺れていく。
梨花はヒロと別れ、
桐原の部屋で暮らしている。
梨花の部屋はそのままヒロが一人で住むことになった。
桐原とは未だ籍も入れてないが
お互いその事に拘りはなかった。
桐原の会社は少しずつ大きくなりつつあり、
社員も更に少しだけ増えた。
風間は社内で梨花とすれ違っても軽く会釈する程度で
話をする事もなかった。
結婚を機に経営企画部の課長になって
着実に昇級している風間にとってつまらない噂に足をすくわれる事もあるからだ。
人生とは皮肉なもので
桐原が夢見た世界を風間が手にして
風間が夢見た生活を桐原が手にしようとしている。
梨花は桐原を100パーセント信じてはいないが
桐原と一緒に暮らせることはそれなりに幸せだった。
ただ何か物足りない感じがして
いつも何かを欲していた。
欲しているものが何なのかは梨花にもわからなかったが心がどんどん乾いていく気がした。
桐原のことも信じられなくて
気持ちが不安定になる梨花は
たまに桐原に内緒でヒロの店で飲んで憂さ晴らしをした。
桐原は梨花がヒロと逢っている事を知ってるが
それを黙って許していた。
ヒロは結局友達以上にはなり得ない存在だと知っているからだ。
桐原はヒロの店でフラフラになるまで飲んで帰って来た梨花を必ず抱いた。
辛そうな梨花の心を少しでも愛する事で埋めてあげたいと思った。
その時、桐原に一つの妙案が頭をよぎった。
梨花をもう一度風間と共有したら
梨花は元気になるのではないか?
そんなことを考えるようになった。
桐原は自分のバカな考えを嘲笑って独り言のように呟いた。
「俺ってやっぱり変態だよな。」
梨花はその意味をわからないまま答える。
「今頃気付いたの?」
そしてお互いの身体に溺れていく。