Spice‼︎
半年も過ぎると風間は愛のない結婚生活に息苦しさを感じるようになった。
南の事が嫌いな訳では無いが、
梨花と愛し合った狂おしい日々が時が経つほど
恋しくなる。
桐原との三角関係も今となっては悪くなかった。
あんなに誰かを愛し、欲し、嫉妬した日々は
平穏で波風も無く、愛もない人生を送っている今の風間にとって
思い出すだけで刺激的だった。
社内で梨花を見かけるだけで
あのカラダにもう一度触れたいという衝動に駆られる。
風間は何度も梨花を抱く夢を見た。
夢の中の自分は酷く暴力的で自分勝手だ。
そして夢の中の梨花はすごくフシダラで魅力的だった。
日に日にその想いは強くなるが
風間は自分の立場をわかっている。
想像は想像だけで終わらせなければいけない。
風間は南の身体にはほとんど触れなかった。
月に一度だけ、子作りのためだけに南を抱く。
風間にはそれが苦痛だった。
このままでは自分が壊れてしまいそうだった。
自分の地位も立場も全部捨ててしまいたいと思っていると
突然、桐原から連絡が来た。
「お前、梨花と寝たくないか?」
桐原の提案は風間の思いと一致しているが
風間はそれを素直に受け入れたくない。
「また梨花さんを傷つけるつもりですか?」
しかし脆い理性は桐原が少し押しただけで簡単に崩れる。
「これは梨花が望んでることだ。
あいつはお前の事を今も忘れられないでいる。
今の梨花にはお前という刺激が必要なんだ。」
風間はその日、思い切って梨花に声をかけた。
「今夜、少し話せないですか?」
梨花は桐原の言った通り、
既婚者である風間の誘いに迷うことなく
「うん。」
と返事をした。
「場所と時間をメールします。」
風間はそう言って何もなかったように
仕事に戻って言った。
梨花はそんな風間を見て、
桐原と不倫していた頃に戻ったようで、心を揺らす。
「今夜いつもの場所で」
あの頃の桐原と自分を思いだして
夜が待ち遠しくなった。
南の事が嫌いな訳では無いが、
梨花と愛し合った狂おしい日々が時が経つほど
恋しくなる。
桐原との三角関係も今となっては悪くなかった。
あんなに誰かを愛し、欲し、嫉妬した日々は
平穏で波風も無く、愛もない人生を送っている今の風間にとって
思い出すだけで刺激的だった。
社内で梨花を見かけるだけで
あのカラダにもう一度触れたいという衝動に駆られる。
風間は何度も梨花を抱く夢を見た。
夢の中の自分は酷く暴力的で自分勝手だ。
そして夢の中の梨花はすごくフシダラで魅力的だった。
日に日にその想いは強くなるが
風間は自分の立場をわかっている。
想像は想像だけで終わらせなければいけない。
風間は南の身体にはほとんど触れなかった。
月に一度だけ、子作りのためだけに南を抱く。
風間にはそれが苦痛だった。
このままでは自分が壊れてしまいそうだった。
自分の地位も立場も全部捨ててしまいたいと思っていると
突然、桐原から連絡が来た。
「お前、梨花と寝たくないか?」
桐原の提案は風間の思いと一致しているが
風間はそれを素直に受け入れたくない。
「また梨花さんを傷つけるつもりですか?」
しかし脆い理性は桐原が少し押しただけで簡単に崩れる。
「これは梨花が望んでることだ。
あいつはお前の事を今も忘れられないでいる。
今の梨花にはお前という刺激が必要なんだ。」
風間はその日、思い切って梨花に声をかけた。
「今夜、少し話せないですか?」
梨花は桐原の言った通り、
既婚者である風間の誘いに迷うことなく
「うん。」
と返事をした。
「場所と時間をメールします。」
風間はそう言って何もなかったように
仕事に戻って言った。
梨花はそんな風間を見て、
桐原と不倫していた頃に戻ったようで、心を揺らす。
「今夜いつもの場所で」
あの頃の桐原と自分を思いだして
夜が待ち遠しくなった。