Spice‼︎

「梨花さんが僕を呼んだんですよ。

あの日だって…梨花さんから誘った。

違いますか?」

風間の指が梨花の胸の先に優しく触れる。

梨花から悩ましい声が漏れる。

「違わない…あの夜は…寂しかったの。」

そして風間が梨花の耳に舌を入れる。

梨花の身体がビクンと跳ねる。

「今夜も寂しかっただけですか?」

「…わかんないよ。意地悪なこと聞かないで。」

「僕にどうして欲しいですか?」

風間が今にもキスしそうな距離で
梨花を見つめながら聞く。

「…茉美ちゃんと…別れて。」

「どうして?」

そして次々と梨花の弱い場所を攻めていく。

「…風間くんが…他の子に触れるのは…いや…
居ないと…寂しくて…」

梨花の奥が痺れて、涙が止まらなくなる。

「好きになったって素直に言えばいいのに…

好きだって言ったらあの子とは別れてあげますよ。」

風間がいつの間にか上からモノを言ってる。

「嫌い…風間くんなんか…大嫌い。」

「素直じゃないですね。

でも…今夜の梨花さんは可愛いから許してあげますよ。」

「オモチャのクセに…生意気。」

そして風間はいつもより少し乱暴に梨花を抱く。

「梨花さん…欲しかったら欲しいって言わないとあげませんよ。

僕は命令されないと動けないオモチャですから。」

梨花は堪らずに風間を引き寄せる。

「…風間くんが…欲しい。

私のモノになって。」

風間はにっこり笑って

「もうとっくに梨花さんのモノですよ。」

と言って梨花を抱きしめた。

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