Spice‼︎
風間は入社してすぐ、家の近くで時々見かける梨花が気になっていた。
(あ、藤城さんだ。声かけてみようかな?)
そんな風に思いながら一度も声などかけられなかった。
梨花は綺麗で、仕事が出来る美人と評判でいつも男性社員の噂の的だった。
「藤城さんていいよな。
頼んだらすぐにデータ持ってきてくれる。」
「仕事が早いよな。
電算課行くのが楽しみだよ。
何しろ巨乳であの美貌だし。」
「彼氏とか居ないのかな?」
「居ないわけ無いだろ?あの土方を振った女だぞ。
もっといい男が付いてるんだ。」
「だよなー。あの胸とか揉んでる男がいるんだな。
羨ましい〜!」
「俺は茉美ちゃんのがいいな。
本部長の娘だし。
だいたい藤城さんは高嶺の花だろ。
手が届かないっていうか冷たい感じするし、
どうせ俺たちなんか相手にしないって。」
美人はこうして営業部の男たちの酒の肴にされるのが習慣だった。
「風間はどうだ?どっちが好み?」
「僕は…茉美ちゃんですかね。」
風間はウソをついた。
ホントの気持ちは梨花だけが知ってればいいと思ったからだ。
「そうだよな。お前みたいな若い男に藤城さんはハードル高いよな。」
梨花はそんな噂をされてると知らないで
男性社員に混ざって喫煙室でたまに堂々とタバコをすってたりする。
透明なガラスの喫煙室でいつも何処か寂しそうな梨花を風間は何度も見かけた。
そしてたまに桐原の事を見ているのに気がついた。
決定的だったのは一度廊下で2人がすれ違うときに
桐原が梨花の手を握るのを偶然見てしまった。
桐原はそれを見ていた風間の視線に気付いた。
しかし動じる事なく風間の肩を叩いて風間の横を通り過ぎた。
そのとき初めて梨花と桐原が不倫してることを知った。
(あ、藤城さんだ。声かけてみようかな?)
そんな風に思いながら一度も声などかけられなかった。
梨花は綺麗で、仕事が出来る美人と評判でいつも男性社員の噂の的だった。
「藤城さんていいよな。
頼んだらすぐにデータ持ってきてくれる。」
「仕事が早いよな。
電算課行くのが楽しみだよ。
何しろ巨乳であの美貌だし。」
「彼氏とか居ないのかな?」
「居ないわけ無いだろ?あの土方を振った女だぞ。
もっといい男が付いてるんだ。」
「だよなー。あの胸とか揉んでる男がいるんだな。
羨ましい〜!」
「俺は茉美ちゃんのがいいな。
本部長の娘だし。
だいたい藤城さんは高嶺の花だろ。
手が届かないっていうか冷たい感じするし、
どうせ俺たちなんか相手にしないって。」
美人はこうして営業部の男たちの酒の肴にされるのが習慣だった。
「風間はどうだ?どっちが好み?」
「僕は…茉美ちゃんですかね。」
風間はウソをついた。
ホントの気持ちは梨花だけが知ってればいいと思ったからだ。
「そうだよな。お前みたいな若い男に藤城さんはハードル高いよな。」
梨花はそんな噂をされてると知らないで
男性社員に混ざって喫煙室でたまに堂々とタバコをすってたりする。
透明なガラスの喫煙室でいつも何処か寂しそうな梨花を風間は何度も見かけた。
そしてたまに桐原の事を見ているのに気がついた。
決定的だったのは一度廊下で2人がすれ違うときに
桐原が梨花の手を握るのを偶然見てしまった。
桐原はそれを見ていた風間の視線に気付いた。
しかし動じる事なく風間の肩を叩いて風間の横を通り過ぎた。
そのとき初めて梨花と桐原が不倫してることを知った。