Spice‼︎
「出世しましたね。」

「まあな。やっとだ。

課長になったのは梨花と付き合い始めたばっかりの頃だから5年かかったな。」

「これからは次長って呼ばなきゃですね。」

「梨花…出世したからこれ破いてもいいか?」

桐原は梨花のストッキングを指で撫でながら言った。

「それ、マジで変態ですよ?」

「一度やって見たくて。」

梨花のストッキングはかなりいい値段がする高級品だ。

それでもお祝いだからと渋々承諾する。

「お前は何でも許してくれるな。」

「これ以上はイヤですよ。

ガーターベルトってのもありましたよね?

課長って絶対普通じゃないですよ。」

「こんなことみんなやってるだろ?

風間はしないのか?」

「風間くんはいたって普通ですよ。」

「つまんなくないか?」

「そんなことありません。

いつも愛されてるって感じがします。」

「へぇ。」

桐原が思い切り梨花のストッキングを破いた。

「俺に抱かれるときはどう思う?」

「課長…いえ、次長のストレスの捌け口にされてる気がしてます。」

「酷いな。俺だってお前を愛してるのに…」

「次長が愛してるのは私のカラダでしょう?」

「そうだったな。」

そして梨花の脚の間に触れる。

梨花がその快楽に顔を歪ませ悩ましい声を出す。

「お前はオレをわかってないよ。」

そう言って桐原は梨花にキスをした。




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