Spice‼︎
梨花の異動はかなりみんなを騒つかせた。
「何かやっちゃったのかな?」
「あの完璧な藤城さんが?」
「男性問題じゃない?
最近坂下部長の娘と揉めてたって噂聞いた。」
「坂下部長の娘って社長の息子っていう男と付き合ってたよね?」
「まさか社長の息子を寝とったとか?」
「茉美ちゃん可哀想〜!」
「いやぁ、男なら藤城さんに迫られたら靡くだろー。」
ある事ない事を言われ、梨花は辞令を受け取った。
商品管理部第4課は在庫管理だが仕事は殆どない。
倉庫みたいな部屋の中に失態を犯したり辞めさせたい社員を閉じ込めておく墓場みたいな部署だった。
梨花は好奇の目で見られたが
普段と変わらない顔で電算課のデスクを整理した。
「藤城主任が居なくなったら俺たちどうしたらいいんでしょう?」
直属の部下たちは梨花を認めて尊敬していたので
みんな寂しがってくれた。
茉美は”ざまあみろ”とも思ったが
自分が父親に話した事があまりに大きくなってビビってもいた。
「先輩が悪いんですよ。」
茉美が心配そうな顔で強がって梨花に言った。
「わかってる。
茉美ちゃんのせいだとは思ってないよ。」
そして梨花は長い間勤めた経理部のデスクを離れた。
その辞令を見た桐原はどういう状況なのかわからなかった。
そして梨花に連絡した。
「今夜逢えるか?」
「わかりました。」
いつものホテルに着いて梨花にキスをする。
「どうしてこうなった?」
梨花は何も言わず桐原のシャツのボタンを外していく。
「何かやっちゃったのかな?」
「あの完璧な藤城さんが?」
「男性問題じゃない?
最近坂下部長の娘と揉めてたって噂聞いた。」
「坂下部長の娘って社長の息子っていう男と付き合ってたよね?」
「まさか社長の息子を寝とったとか?」
「茉美ちゃん可哀想〜!」
「いやぁ、男なら藤城さんに迫られたら靡くだろー。」
ある事ない事を言われ、梨花は辞令を受け取った。
商品管理部第4課は在庫管理だが仕事は殆どない。
倉庫みたいな部屋の中に失態を犯したり辞めさせたい社員を閉じ込めておく墓場みたいな部署だった。
梨花は好奇の目で見られたが
普段と変わらない顔で電算課のデスクを整理した。
「藤城主任が居なくなったら俺たちどうしたらいいんでしょう?」
直属の部下たちは梨花を認めて尊敬していたので
みんな寂しがってくれた。
茉美は”ざまあみろ”とも思ったが
自分が父親に話した事があまりに大きくなってビビってもいた。
「先輩が悪いんですよ。」
茉美が心配そうな顔で強がって梨花に言った。
「わかってる。
茉美ちゃんのせいだとは思ってないよ。」
そして梨花は長い間勤めた経理部のデスクを離れた。
その辞令を見た桐原はどういう状況なのかわからなかった。
そして梨花に連絡した。
「今夜逢えるか?」
「わかりました。」
いつものホテルに着いて梨花にキスをする。
「どうしてこうなった?」
梨花は何も言わず桐原のシャツのボタンを外していく。