Spice‼︎
桐原がその手を止めた。

「梨花…話をしよう。

どうしてこうなった?

風間か?」

梨花は何も答えずに桐原の胸にキスをする。

「梨花!」

桐原が梨花の手を抑え、まっすぐに梨花を見た。

「風間と何があったんだ?

社長に知られたのか?」

「桐原次長も私とこんなことしてると
商管第4課に異動になりますよ?

あ、でも私と同じ所はマズイか。」

「梨花…ふざけないで答えろよ。」

梨花は桐原の腕を解くとベッドに座った。

「私にもわかりません。

今日来たら突然辞令を受けたんです。

それが風間くんと関係あるかどうかもまだわかってないんです。」

桐原が梨花の手をとってカラダを引き寄せる。

「間違いない、社長に調べられたんだ。」

「次長、しばらく会うのはやめます。

私が調べられたら次長の事もわかるかもしれません。」

「そんな事いいよ。
俺にもそのくらいの覚悟はある。

お前は自分の心配をしろ。」

梨花が桐原の胸にもたれて、桐原がキスをする。

「お前と逢えないと俺がダメになる。」

そして梨花のカラダを愛していく。

桐原と抱き合ってる間だけは何も考えないで済む。

「梨花…離さないよ。だから覚悟しておけ。」

そして梨花は愛しく淫ら声で啼いた。


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